掲載:2019.3.31

金沢茶道会「新金沢公会堂和室 こけら落とし茶会」(会員行事)

 金沢茶道会は平成31年2月24日(日)、新築の新金沢公会堂に於いて金沢区制70周年記念・新金沢公会堂和室こけら落とし茶会を催した。綺麗に出来上がった和室では裏千家のお点前で、会議室では表千家の立礼のお点前でおもてなしをした。

 和室の床には文雅和尚筆「日々是好日」を掛けて、金結晶の泉窯の花入れには青文字と曙椿を飾った。桐木地の利休好丸卓に御深井焼の尻張水指を置き、黒炉縁の中央には平丸釜から温かい湯気があがった。香り豊かな美味しいお茶がたちました。徳泉造染付の輪花菓子器に鳳月堂製「おとずれ」という銘の主菓子が盛られて、厳粛な和室の空気を優しくした。

 会議室では朱大傘に即中斎筆「福」の短冊、花入れには春の花がとっても可愛かった。即中斎好扇面立礼卓に車軸釜を据え、黄瀬戸焼舟水指を置き合わせた。名月製の主菓子「早蕨」を杉の銘々皿に乗せて、お客様にお出しした。

 210名のお客様をお迎えでき、和室こけら落としのお祝い記念品として紅白饅頭をお客様にお持ち帰りいただいた。金沢茶道会会員16名とお手伝いをしてくださったスタッフ20名を加えると総勢250名の大行事となった。

和室の床には文雅和尚筆「日々是好日

花入れに青文字と曙椿を


和室席の会記

即中斎好扇面立礼卓に車軸釜と黄瀬戸焼舟水指

即中斎筆「福」の短冊


会議室席の会記